妊娠中に摂る葉酸にはこんなに効果があった!全て解説!

「葉酸は妊活中から授乳の時期まで大切!」と良く聞きますが、

「実際に葉酸を摂るとどういう効果があるの?」

と思う方はたくさんいます。

そんな葉酸の効果について、簡単に詳しく解説していきます。

葉酸を正しく摂取した時の1番の効果は

葉酸を摂取する1番の理由は
胎児の先天異常のリスクを軽減させる効果があるから

妊娠初期に胎児の神経細胞が形成されます。その神経細胞を作るために葉酸が必要なのです。

妊娠1ヶ月前から妊娠3ヶ月までに葉酸を必要量摂る事で、胎児の先天異常である、二分脊椎症などの神経管閉鎖障害のリスクを下げることが出来ます。

神経管閉鎖障害になると下肢の運動障害や排泄機能に障害がおこる可能性があるのでリスクを下げるためにも必要量の葉酸の摂取が大切です。

このために葉酸の摂取は厚生労働省でも推奨され母子手帳にも記載されています

葉酸の効果は他にもある

・貧血が軽減する
・妊娠中毒症の予防
・つわりを軽減させる
・自閉症リスクの低下
・子宮の回復
・産後うつを予防
母乳の質の改善
・肌荒れを予防
妊活にも効果あり

葉酸は妊娠中だけでなく、普段から必要な栄養素です。そんな葉酸は「造血のビタミン」とも言われ、血液を作る脊髄の働きを助けます。

胎児が大きくなる妊娠後期には多くの血液が作られるため葉酸の摂取は大切です

また母乳は血液から作られるため、葉酸は母乳の量や質の向上に大切な栄養素です。

さらに、つわりの軽減や産後の子宮の回復にも葉酸は効果があります。

ママにもお腹の赤ちゃんにも重要な葉酸を適正量摂取する事でこのように多くのメリットがあるのです。

葉酸の摂り方と必要量についてはこちらで詳しく解説しています→

葉酸の期待される新たな効果

葉酸には動脈硬化を抑える効果がある事がわかってきました。

葉酸は、
ホモシステイン(動脈硬化に悪影響のある悪いアミノ酸)を、
メチオニン(血液中のコレステロール値を下げる良いアミノ酸
に変える助けをする事が分かってきました。

虚血性心疾患の予防にも効果があるのです。

葉酸が不足すると赤ちゃんにどう影響するのか

妊娠3ヶ月までの間に葉酸が不足すると、胎児の神経管閉鎖障害になるリスクが高くなってしまいます。

神経管閉鎖障害とは

神経管閉鎖障害とは、胎児の脊髄や脳など中枢神経系が作られる時におこる先天異常です。

日本では、出生した赤ちゃん1万人に6人の割合でみられます。

神経管閉鎖障害には
二分脊椎
無脳症

二分脊椎症(にぶんせきついしょう)

神経管の下部で閉鎖障害がおきると、脊椎の骨が神経組織を保護できず傷つく事で、下肢の運動障害や排泄機能の障害が起こります。

無脳症

神経管の上部で閉鎖障害が起きると、脳がうまく形成出来なくなります。多くの場合、流産や死産になってしまいます。

 

神経管閉鎖障害になる方のほとんどは二分脊椎症です。

誕生した赤ちゃんにも葉酸は大切

赤ちゃんは、細胞分裂が盛んに起こり、成長を続けます。その際、葉酸が不足すると細胞の成長に悪影響が起こります。

葉酸が不足することで知力、体力、視力、等の発達が遅れるとも言われています。

血液から作られる母乳にはママの葉酸の摂取が大切です。母乳の量や質を高め栄養価の高い母乳を赤ちゃんに届けることが出来るからです。

大事な葉酸を効果的に摂るには

世界では、アメリカをはじめとする各国で、胎児の先天異常のリスクを下げるために、パンやシリアルなど加工食品に葉酸を添加して流通し、妊娠前から葉酸の不足を補う働きを進めています。

日本は出遅れてますが、近年国と大手パンメーカーとが手を取り、葉酸入りの加工食品が増えてきています。

そうした加工食品や、緑黄色野菜、レバーなどの天然の葉酸を食事で摂取することは大切ですが、妊娠中に必要な880μgを毎日摂取することは簡単ではありません

そこで厚生労働省では葉酸は葉酸サプリでの摂取を推奨しています。

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厚生労働省推奨の葉酸サプリ【ベルタ葉酸サプリ】詳しくはこちら→

まとめ

葉酸にはこうした良い効果がたくさんあります。妊娠中だけでなく、普段から男性も女性も大切な栄養素です。正しく摂取して妊活、妊娠、子育ての時期を過ごしてもらえると幸いです。