夜間断乳はいつからできるの?夜泣きがおさまる方法と効果的な時期について徹底解説!

赤ちゃんが夜中何度も起きるので、激しく目覚める前に授乳して寝かせることは必然とも言えます。
ただこの夜間の授乳習慣が、赤ちゃんが夜起きてしまう原因となっているのです。

離乳食が始まると、母乳以外でも栄養が摂れるようになってきます。
離乳食を中々食べてくれなかったり、夜間の授乳が減らなくてぐっすり寝れなかったりと、悩まれているママは本当に多いです。

そこで、夜間だけ母乳をあげない夜間断乳という方法があります。

夜間断乳が成功すると
朝までぐっすり寝れるようになった
離乳食をよく食べるようになった
夜泣きが無くなった

と先輩ママの多くがこの方法で救われています。
少しでもママも負担が減り赤ちゃんとの幸せな時間が増えるよう、夜間断乳をいつからするのか、やり方や注意点をわかりやすく解説していきます。

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もくじ

夜間断乳はいつからしていいの?

夜間断乳はいつからしていいのか
・思い立った時に始めてOK
・6ヶ月以降なら可能
・おすすめの時期は9ヶ月〜1歳
・早過ぎても遅過ぎても良くない

思い立った時に始めることが大切

夜間断乳は、絶対にやらなければならないという訳ではありませんが、夜間の授乳が原因で赤ちゃんもママも夜深く眠れない、しんどいと感じているなら始めどきかもしれません。

6ヶ月以降なら可能
母乳は赤ちゃんにとって大切な栄養源ですが、生後6ヶ月頃になると1回の授乳で飲める量も増えてくるので夜間は飲まなくても、日中の授乳で補えるようになってきます。

夜間断乳のおすすめの時期は9ヶ月〜1歳頃

9ヶ月頃から離乳食が3回食になるタイミングで、卒乳に向けてのステップとして夜間断乳を開始する先輩ママが多いです。

離乳食でしっかり栄養が取れている赤ちゃんなら問題ありませんし、中々食べてくれない赤ちゃんも、夜の授乳がなくなったらモリモリ食べるようになる赤ちゃんが多いです。

1歳を機に育休を終えて職場復帰するママも多いかと思います。この時期に夜間断乳を成功させ夜しっかり寝れるようになる事は、その後の生活で大きな負担を減らすことにもなります。

夜間断乳は早過ぎても遅過ぎても良くない

生後5ヶ月より早くに始めるのは、赤ちゃんの栄養面においても心配なのでやめた方がいいです。

逆に、1歳を過ぎて大きくなればなるほど、赤ちゃんも知恵がついてくるので、夜だけおっぱいがなくなることに混乱、抵抗してくる事が多くなります。夜間だけ断乳するのが難しくなるので、完全断乳に取り組んだ方がいい場合もあります。

夜間断乳の効果的なやり方は

夜間断乳には大きく分けると”ゆっくり時間をかけてやる方法”“3日〜1週間で一気に断乳する方法”の二つの方法があります。

ゆっくり時間をかけてやる方法

夜中起きた時に授乳で寝かしつける回数を減らしていきます。
赤ちゃんの機嫌のいい時は授乳以外で寝かしつけ、どうしても寝ない時だけ授乳するようにする方法です。

赤ちゃんもママも負担を少なく進める事ができますが、授乳がずるずると終わらない恐れもあります。

3日〜1週間で一気に夜間断乳する方法(オススメ)

夜間断乳が成功しやすい効果的な方法はこちらです

寝る前の授乳を最後に、夜間に起きても授乳以外の方法で寝かしつけて朝までは授乳しない方法です。赤ちゃんは十中八九泣いて抗議してきますが、ママの為にも赤ちゃんの為にもしっかり睡眠をとれるようになるために、授乳に頼らず乗り越えないといけません。

一気に夜間断乳へ5ステップ
1.赤ちゃんに伝える
2.しっかり授乳
3.ベットでは授乳しない
4.夜中に起きても授乳しない
5.朝起きたら褒めて授乳

1.赤ちゃんに伝える
はじめに「夜のおっぱいはないないよ」と赤ちゃんに伝える。(ママの決意表明でもある)

2.しっかり授乳
夜お風呂を上がって明るい部屋で最後の授乳をしっかりします。

3.ベットでは授乳しない
その後ベットで寝かしつける時は、子守唄や絵本、抱っこやトントンなど、授乳が睡眠の導入のきっかけにならないように進めます。

急におっぱいがなくなることで、赤ちゃんがぐずって数時間寝ないこともあります。
ここは数日の辛抱と割り切って、ママパパ協力して、赤ちゃんと向き合います。

4.夜中に起きても授乳はしない
お茶や白湯など水分はしっかり与え、抱っこやトントンなどで寝かしつけます。

(赤ちゃんによって、20:00頃一度寝て、23:00頃に一度起きてしまう場合、そこが最後の授乳にしても構いません。だだし、しっかり起こす必要はありませんが、授乳しながら寝ないように添い乳は避け、授乳後にオムツ替えなどをして入眠のきっかけがおっぱいにならないようにします。)

5.朝、起きたらしっかり褒めてあげてたっぷり授乳
朝、決めた時間(例えば7:00など)まで授乳なして頑張った赤ちゃんをしっかり褒めてあげます。そしてたっぷり授乳します。

二度寝はしないようにカーテンを開けて活動し始めます。

起きてからは普段通りです。

 

初日は特に大変ですが、3日を過ぎると自分から寝てくれるようになる赤ちゃんが多いです。
夜中に目覚めることもぐっと減っていきます。
1週間ほどして、朝まで一度も起きることがなく熟睡してくれるようになれば夜間断乳完了です。

そもそも夜間断乳ってどういうものなの?

これから夜間断乳に取り組もうかと考えているママは、

  • 夜中に授乳で起きることなく朝までしっかり睡眠を取れるようになりたい
  • 赤ちゃんも長時間深い睡眠を取れるようになり元気に育って欲しい
  • 離乳食をしっかり食べるようになって欲しい

だいたいこの3つが目的ではないでしょうか?

困りごとがなければ無理に取り組むことはない夜間断乳ですが、赤ちゃんがおっぱい無しに寝れるようになることは、ママにとってだけでなく赤ちゃんにとっての成長にも繋がります。

そもそも赤ちゃんにとって良いことなのか

今まで機嫌よく飲んでいたおっぱいを急に止めることは赤ちゃんにとって本当にいいことなのか、心配ですよね。

赤ちゃんの栄養面では日中の授乳や離乳食でしっかり摂れていることはわかりましたが、赤ちゃんの心の栄養(精神安定)をママのおっぱいから得ているのも事実です。

夜間断乳を進めていく上で、赤ちゃんがストレスを感じずおっぱいに変わる入眠できるきっかけが必要になります。
大好きなぬいぐるみを持たす、お気に入りのタオルを持つ、ママの体に触れるなど、個々の赤ちゃんにあったきっかけを見つけ、安心して眠れる環境を作ってあげることが大切です。

赤ちゃんも深い眠りが取れた方がいい
深くまとまった眠りが取れると、睡眠中の胃腸の働きにも効果があり、食欲促進や消化吸収にも効果があります。何よりぐっすり眠れると、疲労回復や体調にも良いのは赤ちゃんも同じです。

夜間断乳を成功させた後は赤ちゃんに悪いことはありませんが、
断乳に挑戦している最中は、赤ちゃんも寝たいけどおっぱいがなくて寝れない、激しく泣く、とストレスがかかります。

これをかわいそうと思うか、その後の睡眠と離乳食をしっかりとれるようにになるために頑張れと思うかはママ次第だと思います。

断乳は赤ちゃんではなく親が堪えるもの

なのです。

何時間夜間断乳すればいいのか

具体的に何時から何時まで授乳しない。というのは決まっていません。
夜間断乳で大事なのは、まずママがまとまった睡眠を取れた、と感じれるだけ寝れたらOKです。それが5時間なのか8時間なのかはそれぞれの状況で決めてしまっていいのです。

基本的に睡眠時間20:00〜6:00のように大体毎日同じリズムで生活できるよう心がけます。

20:00明るい部屋で授乳をして、おっぱい以外の方法で睡眠。

23:00頃グズって起きると(最後の授乳→オムツ替えなど)授乳から睡眠にならないように間にアクションを挟みます。

後は夜中に起きてもおっぱい以外で寝かしつけます。

朝決めた時間に起きたら部屋を明るくし、しっかり褒めてあげて授乳します。(これが朝の4時なら4時と決めて授乳しても構いません)

その後は眠たくても二度寝をしないで、一旦起きるようにします。

赤ちゃんも慣れてくると深く長い睡眠が取れるようになってきます。

夜間断乳をするメリット

ママが布団で動いたら起きてしまう無限ループから解放される

赤ちゃんは母乳はいくらでも飲めてしまうので、お腹がいっぱいでも口がさみしくておっぱいを求めてきます。夜中におっぱいがないとねれなく深い睡眠が取れないと、ちょっとした物音や気配で起きてしまい、自分で眠りにつくことができない、を繰り返してしまうことで夜中の頻回授乳が長引いてしまうのです。

夜間断乳を成功させるとこの無限ループから抜け出せ、ママも赤ちゃんも深い睡眠で、しっかり休息を取ることができるのが最大のメリットです。

離乳食をしっかり食べれるようになる

なかなか進まない離乳食をしっかり食べてくれると本当に嬉しいですよね。夜の授乳がなくなれば、夜間の胃腸も休まり、朝から食欲が湧いてきいます。

夜間断乳を成功させると離乳食をしっかり食べれるようになったという先輩ママがたくさんいます。

虫歯になりにくくなる

夜間断乳を進めると虫歯リスクが減らせれるのもメリットです。

授乳の代わりに夜間にジュースなど甘いものを与えると逆に虫歯になりやすいので、白湯やお茶で水分補給をするようにします。

夜間断乳のデメリット

日中のおっぱい依存が一時的に強くなる

赤ちゃんのよって個人差はありますが、夜間におっぱいがもらえないので、日中おっぱいをつねに欲しがる場合があります。日中のおっぱい依存も徐々に薄まってきますのでそこまで心配することはありません。
夜まとまった睡眠が取れることと日中のおっぱい依存とを天秤にかけてママがどうしたいかで判断するといいでしょう。

乳腺炎になるおそれがある

デメリットといえばこの乳腺炎のリスクが高くなることぐらいかと思います。
夜中の授乳を急にやめてしまうと、おっぱいが張りすぎて、乳腺炎になってしまうことがあります。ママが乳腺炎になると痛みとひどい時は熱が出て寝込んでしまうこともあるので、避けたいところです。

対処法は、夜中に授乳を上げない分搾乳で張りすぎないようガス抜きをすることでリスクを大幅に軽減できます。
夜中に搾乳はそれはそれで手間ですが、(飲ませるための搾乳ではなく、絞って捨てるだけの搾乳だと手間は少なくて済みます)朝に痛みで後悔することをなくすためにも、最初の数日はケアをおすすめします。

断乳出来ても夜泣きがなくならない場合もある

夜泣きの原因が授乳とは別の場合は断乳できても夜泣きは治らない赤ちゃんもいます。
夜泣きが続くと辛いですが、あかちゃんの個性はそれぞれなので、みんな同じ方法ではうまくいかないことはたくさんありますよね。
不安だったり、暑かったり、寒かったり、オムツが気持ち悪かったり、原因は別にあるのならひとつひとつ試していってみてください。

夜間断乳と離乳食はセットで取り組む

離乳食が始まると夜間断乳に挑戦できる。
夜間断乳が成功すると離乳食をよく食べてくれるようになる。
どちらも進めて行くことがおすすめです。

離乳食をなかなか食べてくれない時の対処法はこちらの記事で詳しく紹介してます→

夜間断乳を成功させる9つのポイント

夜間断乳成功の9つのポイント
1.パパの全面協力は必須
2.やるなら3日間は頑張る
3.おっぱい以外の寝方を探す
4.日中はしっかり遊ぶ
5.昼寝を1時間以上とらない
6.夜泣き対策をとる
7.ホットミルクを活用
8.絆創膏を活用
9.おっぱいケアも忘れずに

1.パパの全面協力は必須!夜間断乳宣言する

夜間断乳に取り組もうと考えているママは、おそらく睡眠不足で悩まれているのではないでしょうか?
夜間断乳を始める時に最初の3日間は泣く赤ちゃんとの根比べになることが予想されます。普段から疲れが溜まっているママ一人では元気な赤ちゃんに勝てないので、パパの協力がとても重要だと言えます。

パパの連休を狙い目に挑戦する先輩ママは多いです。おっぱいの匂いのしないパパがあやした方がすっと寝てくれる赤ちゃんも多いです。

パパや家族とまだ喋れない赤ちゃんにも、夜のおっぱいがないことをしっかりと宣言して家族で取り組みます。成功した時は喜びを分かち合うことができます

2.やると決めたら「3日間」は頑張る

どうしようもない場合を除いて、夜間断乳に取り組むと決めたら3日間は頑張ってみてください。
初日が一番大変ですが、途中で断念すると、次また夜間断乳に挑戦するのが難しくなる場合があります。

赤ちゃんも頑張っています。3日間は夜中の格闘を覚悟して、ママもパパも体力があるときに始めるのがいいでしょう。

3.とんとんなどミルクやおっぱい以外のねんねの方法を探す

夜間断乳で一番大切なのは、おっぱい以外で寝れるようになることです。

赤ちゃんが入眠できる方法を探すということでもあります。
とんとんやお気に入りのぬいぐるみを持たす、絵本の読み聞かせ、子守唄、ママの体に触れる、など赤ちゃんにとって眠りのきっかけになるものを一緒に探していきます。

慣れてくると自ら寝るモードに入って寝てくれるようになってきます。こうなればすごく嬉しいですよね。

4.日中は赤ちゃんが疲れるくらいしっかり遊ぶ

天気のいい日はお出かけもいいかもしれません。しかし毎日お散歩は正直しんどいと思います。家でハイハイレースをしたり、家の中でも赤ちゃんが体を動かして汗をかいて、と雨の日でもできることはあると思います。これも毎日はしんどいかと思いますが、家庭にあったしっかりと遊ばす方法を工夫していけるといいですね。

5.昼寝を1時間以上とらない

昼寝をとり過ぎると夜寝つきが悪くなる場合があります。
起こすのはかわいそうですし、寝てる間にママがすることもあると思いますが、1時間を目安に、寝かしすぎないように心がけます。そして15時以降は昼寝をしないようにするとより効果的です。

6.夜間断乳中の夜泣き対策

抱っこや、水分補給、オムツ替えなど一通り試してもダメな時もあります。

 

赤ちゃんの夜泣きは、日中の色々な刺激を睡眠中に脳が処理していく過程で起こると言われています。成長している証なのです。

この時、夜泣きが激しいので罪悪感を感じ、夜間断乳を中断してしまうママも少なくありません。
しかし、夜泣きも赤ちゃんの成長の過程なので、ママが心配し過ぎず、優しく赤ちゃんを抱いて乗り越えていければいいですね。

 

夜間断乳中に、あまり激しく泣いてしまう時は一度部屋の電気をつけてしっかり起こして抱っこなどで落ち着かせる事で泣き止む事があります。
眠たいけどおっぱいがなくて混乱しているのかもしれません。

7.ホットミルクを活用

夜寝る前にホットミルクを飲ませるのも効果的です。

しっかり水分を摂れますし、腹持ちもいいので朝までぐっすり寝れる赤ちゃんも多いです。
しかし、夜中に起きてしまった時の水分補給は、お茶や白湯の方が消化の負担が少なく睡眠が浅くならないのでおすすめです。

8.絆創膏を活用

絆創膏を乳首に貼って赤ちゃんが夜中におっぱいを求めてきても「もう無いよ」と諦めてもらうことも効果があります。

他にもおっぱいに顔を描いたりして驚かす事も効果があるようですが、ちょっとかわいそうな気もしますね。
それを見て喜ぶ赤ちゃんもいるので、そこはそれぞれのママのやり方を見つけてトライ出来ればいいですね。

9.おっぱいケアも大切

赤ちゃんのことに意識がいってしまいがちですが、夜間に授乳をしないという事は、ママのおっぱいが張り過ぎてしまうことにもつかなります。悪化すると乳腺炎にも繋がりますので断乳を始めると同時におっぱいケアも大切になります。

搾乳する
張って痛いなと思うなら軽く搾乳しガス抜きをします。
少し手間ではありますが、洗面所等でおっぱいの外側から包み込むように絞ることで搾乳できます。この時に絞り過ぎないように注意してください。新しい母乳がたくさん生成されてしまい張り過ぎの原因になります。

体を温めすぎない
体を温めると母乳の生成が盛んになり、張りすぎの原因になります。
おっぱいが張って痛む時は、保冷剤などで冷やすと痛みが和らぎます。ただしタオルなどを巻いてじんわり冷やすようにしてください。
急激に冷やすと、おっぱいが中で固まり、詰まりの原因になることがあります。

セージ、ペパーミントティー
ハーブティーの中で、セージペパーミントは母乳の分泌を抑える効果があります。
この時に体を温めすぎないように常温で飲むようにします。


夜間断乳へ取り組むママは、完全断乳をへのステップと考えている方も多いかと思います。
急激にではなく、少しずつ母乳の分泌が減ってくれば乳腺炎へのリスクもぐっと下がります。

母乳に関する悩みを解決するにはこちらの記事で詳しく紹介してます→

夜間断乳が失敗したとき

途中で諦めても大丈夫、時間をおいて再チャレンジすれば良い

夜間断乳を3日から1週間と挑戦してきて数日間泣き叫ぶ赤ちゃんに、途中でやめたら頑張ってきた赤ちゃんにも悪い、という気持ちと、このまま続けていて良いのだろうかという気持ちで揺らぐ時があります。

夜間断乳にトライして、すっとうまくいく赤ちゃんと、そうでない赤ちゃんは必ずいます。
それは母乳依存度が高かったり、月齢の違いによるものだったり、赤ちゃんの個性なのでどちらが良い悪いというものではありません。

 

ママパパの疲労と赤ちゃんの状態を見て、悩みすぎて厳しいと思ったら、ためらわず中断して構いません。赤ちゃんにとってもまだ断乳の時期ではないのかもしれません。

数日おきになんども挑戦することはよくないですが、一度中断して1ヶ月後など少し期間をあけて再トライしたらスムーズにいったという先輩ママもたくさんいます。

“絶対にやりきる”というのもいいですが、何のために夜間断乳をしようと思ったかを考え直すと、大切なもの、優先すべきものが見えてくると思います。

なによりママが無理をしすぎないことが大切です。

自然に解決する事も、あせらずにゆったり構えて

職場復帰や妊娠、入園など、いついつまでに夜間断乳を成功させたい、という方も多いかと思いますが、ママが焦ってしまうと、なかなか赤ちゃんも思い通りにできず、それがストレスの原因になって悪循環に陥ることがあります。

そうなってしまっては本末転倒なので、何事も自然体で受け入れられれば良いですよね。それが難しいんですけどね。

“夜間断乳に取り組んでいる数日間は大変だ”と腹をくくることで、思い通り行かなくても”それくらい大変なことに挑戦しているんだから”と考え、優しく赤ちゃんに接してあげると赤ちゃんも答えてくれると思います。

その時が来れば赤ちゃん自ら寝てくれるようになることもあります。

夜間だけ断乳して赤ちゃんが混乱しないか

今まであった夜のおっぱいが急になくなり、日中は今まで通りおっぱいがある、という状況は赤ちゃんにとって混乱する子もいるかと思います。月齢にもより、赤ちゃんが知恵をつけてくると起こりやすいとも言えます。

ただ適応能力も赤ちゃんには備わっているので、喋れなくても、赤ちゃんに優しく説明をして「寝る時はおっぱいないよ」と伝えていくことで、徐々に適応してくれてそれほど心配することはなくなります。

日中のサイクルを決めたらできるだけ崩さずに取り組んで見てください。

夜間断乳をやってはいけない時

母子の体調が悪い

夜間断乳は、初めはなかなか寝付けない事もあるので、体力や気力を使います。
ママや赤ちゃんの体調が悪い時に無理してやると、体調の悪化にもなりかねませんので、元気な時に改めて挑戦しましょう。

赤ちゃんの体重が増えてない

9ヶ月頃になると、ハイハイなど赤ちゃんの運動量も増えてくるので、プクプクだった赤ちゃんもしゅっと引き締まってきます。成長はしていても体重の増加はなだらかになります。問題はありません。

ただし検診等で成長が遅れているといわれたり、体重が成長曲線より下回っている場合は母乳を減らすのはよくない時期です。夜間断乳はもう少し時期をまって今はしない方がいいです。

まとめ

夜間断乳に奮闘されているママへ、ママ自身が無理をしすぎないようにしてくださいね。パパと協力して成功できた時は家族で喜びを分かち合えると思います。

夜間断乳はママを強くし、赤ちゃんを大人にしてくれるステップにもなります。
しっかり睡眠をとれ、また1日たくさんの笑顔で赤ちゃんと過ごせるように願っています。

筆者の夜間断乳体験記はこちらに具体的に紹介してます。

ネントレのすすめ、ジーナ式スケジュールについてはこちら