妊娠中に葉酸はなぜ必要?葉酸の持つ重要な役割はこれを見たらわかる!
「妊娠したら葉酸を摂らなきゃいけない」とあなたも一度は聞いたことがあるかもしれません。
厚生労働省が“妊娠中は葉酸をサプリで摂取した方が良い”と推奨していることから多くのママ達が取り入れてますが、
「そもそも葉酸って何?」
「なぜ葉酸が妊娠中に必要なの?」
「葉酸が必要な時期と摂取量は?」
「葉酸はどうやって摂ればいいの?」
こうした疑問にを持っている方も多いと思います。
・妊娠3ヶ月までに特に必要
・880μgを食事とサプリで摂取する
以下詳しく解説していきます。
もくじ
そもそも葉酸とは何か
葉酸とは水溶性のビタミンB群の一種で、体の細胞の増殖や臓器形成に無くてはならない栄養素です。
特に妊娠初期に必要で、胎児の神経組織の発達に大きく関わっています。
葉酸が不足すると赤ちゃんの神経などの発育に良く無いよというものです。
なぜ葉酸が妊娠中に必要なのか
胎児の先天異常のリスクを下げる
葉酸が妊娠中に必要な理由は、妊娠初期に起こる先天異常のリスクを下げる効果があるからです。
・神経管閉鎖障害
・先天性奇形 etc…
こういった先天異常のリスクを下げるために、葉酸を必要な時期に必要な量を摂る事が大切なのです。
葉酸を摂るメリットは他にもある
・妊娠中毒症の予防
・つわりを軽減させる
・自閉症リスクの低下
・子宮の回復
・産後うつを予防
・母乳の質の改善
・肌荒れを予防
・妊活にも効果あり
葉酸はおなかの中の赤ちゃんだけでなく、ママにとっても大切な栄養素なのがわかります。
葉酸はいつからいつまで、どのくらいの量必要か
葉酸の必要な時期は
・特に妊娠3ヶ月までが必要
厚生労働省の推奨では、妊娠してからでは無く妊娠前から葉酸を摂取しているのが望ましいと言われています。
そして母乳(血液)の生成にも重要な葉酸は産後6ヶ月頃まで適切な量を摂取する事が大切です。
中でも、胎児の神経組織が形成される妊娠初期(妊娠3ヶ月まで)が特に葉酸が必要な時期です。
葉酸をどのくらい摂取すればいいか
葉酸の必要な摂取量は時期によって変わります。
・妊娠初期(3ヶ月まで)・・880㎍
・妊娠中期以降・・・・・480㎍
・産後授乳中・・・・・・340㎍
厚生労働省 日本人の食事摂取基準より
妊娠初期は特に葉酸を必要とし不足しがちな時期です。食事とサプリで適正量摂取することが大切です。
妊娠3ヶ月以降は1000μgを越える過剰な摂取にならないよう気をつけ適正量摂取しましょう。
また、葉酸は“造血のビタミン”と言い、血流の改善効果や母乳の質を良くする栄養素です。授乳中も適正量摂取することが大切です。
葉酸が含まれている食べ物
葉酸を多く含む食べ物にこういったものがあります。
食品(100g当たり) | 葉酸(μg) |
鶏レバー 生 | 1300 |
牛レバー 生 | 1000 |
枝豆 ゆで | 260 |
アスパラガス ゆで | 180 |
卵黄 | 140 |
ブロッコリー ゆで | 120 |
納豆 | 120 |
ほうれん草 ゆで | 110 |
いちご | 90 |
妊娠中、授乳中はこのような食べ物を意識的に食べるように心がけます。
葉酸はどうやって摂ればいいの?
厚生労働省も葉酸はサプリで摂取する事を推奨しています。
なぜサプリなのでしょうか?
食品よりサプリで摂取する理由は
吸収率の違いにあります。
葉酸は水溶性ビタミンなので水に溶けやすく加熱にも弱いです。更に胃酸にも弱いので摂取したものが全て吸収されるわけではありません。
葉酸サプリ・・・・85%
妊娠中の女性の食事からの葉酸摂取量は、平均して300μg程しか摂れていないというデータがあります。
サプリメントをうまく使って葉酸を摂る事が一般的なのです。
おすすめの葉酸サプリメント
葉酸サプリと言ってもどれも同じかといえばそうではありません。
葉酸サプリを選ぶポイントは
・体にとって良いものなのか(国産、無添加)
・飲み続けても無理のない価格か
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葉酸の摂り方で注意したいポイントは?
上限以上の摂取はNG
大切な葉酸ですが、摂りすぎも良くないのです。厚生労働省の推奨では、1日上限を900〜1000μgまでとしています。
摂りすぎるとかゆみや発熱を起こす事があるからです。
葉酸を摂りにくくする4つのNGなもの
葉酸の吸収に良くないもの
・タバコ
・カフェインの多いもの
・緑茶等、タンニンが多いもの
まとめ
葉酸についてはここで紹介したようなポイントを押さえて、正しい摂取を心がける事で、不安な妊娠中や産後を安心して過ごせる気持ちの余裕が出来ます。
赤ちゃんとママの身体に必要な、葉酸を無理なく摂取しながら、出産、子育てを楽しんでもらえれば幸いです。