パパに読んでほしい父親の子育て!「わからない」を減らしていくことから!

90.2% と 84.5%という数字を見て何を想像しますか?

 

父親の育児時間と第二子出産の関係

厚生労働省調べ

父親が家事育児をしない場合、2人目を出産しない割合が90.2%

父親が家事育児を6時間以上する場合、2人目の出産する割合が84.5%

という数字です。

この表からも父親の育児参加が2人目を産む産まないに関わらず、子育てにとても重要である事がわかります。

 

子育て(人を一人育てるという事)はそれはもう大変な事です。夫婦の協力はとても重要ですが、ママパパ共に“どう協力していけば良いかわからない”という事がお互いを苦しめている1番の原因なのです。

ここでは
・父親が子育てにどう参加すれば良いか
・仕事と子育てのバランスについて
・父親の子育てが与える子供の成長メリット

について詳しく解説していきます。

イクメンパパがママを苦しめる本当の理由についてはこちら

夫婦間の協力はお互いを知ること

それはどちらが悪いとか、どちらがしんどいとかそういう話ではありません。

まずは自分の気持ちを知ること、そして相手の気持ちを知ることでお互い気持ちよく協力して子育てに向き合えるのです。

自分の気持ち
・妻が何が大変と感じているかわからない
・育児参加の意識はあるけど正直何をしたら良いかわからない
・不満気な妻にどう声をかけたら良いかわからない
・妻が何をしてほしいと思ってるかわからない

こういう経験があるパパも多いと思います。

理由はそれぞれだと思いますが、わからないをわかるに変えることがまず大切です。具体的に解説していきます。

夫婦間の意識の違い

「子どもの世話の大部分は男親でもできると思いますか?」
出来ると答えた割合
・妻73%
・夫45%

夫婦間での意識は大きく違います。

正解不正解ではなく、それぞれの家庭で歩み寄りバランスを取る事が大切です。

ママが父親(パパ)に本当にやってほしい育児とは?

父親にやって欲しい育児
1位:寝かしつけ 35.7%
2位:おむつ替え 27.7%
3位:遊び相手 22.7%
4位:絵本を読む 20.4%
5位:離乳食 19.0%

このランキングを見て

父親からしたら意外な事実
母親からしたら当たり前の事実

かもしれません。

お恥ずかしい限りですが私自身も、1位の寝かしつけは妻に任せっきりになっておりました。

寝れないと仕事に支障が出る、体力的に厳しい、授乳はママしか出来ない、など理由を探せばいくらでもありますが、
ママも1番きついことは毎日寝れ無い、夜間の格闘なのです。

 

“パパは休みの前日は寝かしつけをやる”
“平日の朝5時以降はパパにバトンタッチ”

などお互い無理し過ぎないような協力体制を作っていければ、かなりしんどい現状は改善されます。

パパが寝かしつけをしても、はじめはギャン泣きするかもしれませんが、慣れればすんなり寝てくれるようになります。

寝かしつけで困った時にはこちら

 

難しいことを初めから完璧にこなそうと思わず、一つずつ失敗しながら取り組んでいくことで、子育ても上達し、何が大変で何がそうでないかも分かり合えるようになってきます。

夫婦でお互いが協力者として楽しんで取り組めれば言うことないですね。

 

あとはランキングには無いですが、パパが赤ちゃんのお風呂に入れる事もママは非常に助かります。

時間差で一緒に入るのも効率よく、赤ちゃんとのスキンシップもはかれます。

注意点は、お風呂の準備、赤ちゃんのタオルと着替えとオムツとベビーワセリン等必要な物の準備、入浴後の水分補給のお茶まで準備できれば言うことなしです。

やるべき事がわかれば楽しく取り組めると思います。

父親の仕事と子育てのバランスについて

目指したい父親像をイメージする

“休みの日は3時間は子供と遊ぶ”

“毎朝朝食は一緒に食べる”

“お風呂に毎日入れる”

など具体的な子供との関わり方をイメージします。難しい事でなくて大丈夫ですが、それを継続して出来る環境を整えていきます。

子育ての時間は意識して作る

今の時代、長時間勤務など仕事で多忙なパパが非常に多いと思いますが、

仕事で急な案件が入った時は、どんなに忙しくても、なんとかやりくりして急ぎの案件をこなすと思います。

出来るだけ無理のない程度で、仕事を効率化したり、時間配分や、段取りを立てて子育てに関われる時間を意識的に作っていく事が大切です。

そうは言っても家事や育児を父親がするなんてっと思う

良くも悪くも、

“自分がイクメンなんてちょっと恥ずかしい”
“自分はそんな器用に出来る自信がない”
“父親は仕事で家族を支えるものだ”

と、内心では思っている男性も実際は少なくありません。

そして実際積極的に子育てに参加しようと思っても結局は出来てないワークライフバランスになっていることも多いです。

それが悪いことなのか良いことなのかは、家庭の数だけケースもあるので一概には言えませんが、そうした意識から変えていくことは非常に難しいのです。

育休をとった男性が”乳児の子育てがどれだけ毎日大変かわかった”と口を揃えて言っています。

まずは、簡単なことからでも行動して体験して必要なこと重要なことを感じ、子育てとはどういうものか自分なりに感じていくことが大切なのです。

意外と知らない男性も育児休業がとれる

(母子健康手帳にも詳しく載っています)

男性の育児休業取得について
・子どもが1 歳になるまでの間、会社に言うことで父親・母親どちらでも育児休業取ることができます。

意外と知らない育児休暇と育児休業の違いについてはこちら

・1歳から3歳になるまでの間は、育休または時短勤務が可能。

・妻が専業主婦や産後休業中でも、産後8週間は男性も必ず育児休業をとれます。

ただ実態は育児休業を取得する人はまだまだ少ないのが現実です。

Benesse国内調査報告書引用

Benesse国内調査報告書引用

利用しなかった人の上位が「職場に迷惑がかかるから」と「忙しくてとれそうもない」です。共感できる方も多いかと思います。

男性の育児に関して、会社に対して、働きかけをしていかなければならないと言う課題があるのも事実ですね。

父親の子育てによる子供の成長について

母親は情緒を育み、父親は知性を育む

母親は情緒を育み、父親は知性を育む、と昔から言われるように、父親の子育てには、子供にとってたくさんのメリットがあります。

5歳までに受けた教育の質と40歳の年収は比例する」と言うデータもあります。

乳幼児期の子供と父親とのスキンシップを通してたくさんのことを学び成長していく事がその後の人生にプラスになる事は間違いありません。

父親の子育てによる子供の変化について

“良く笑うようになった”

“辛抱強くなった”

“新しい遊びに積極的になった”

“初めて会った人にも、ひるまず会話ができる”

“突然癇癪(カンシャク)をおこしたりしなくなった”

“「◯◯持って来て」という言うと素直に持って来てくれる”

“子供たちと打ち解けるのが早い”

“会話の反応が早くなった”

“何より父親との関係が非常に良い”

“母親との関係も非常に良い”

 

頭の回転が早くなり、物事を捉えて順序立て行動する能力が発達していきます。

ママだけでなくパパとのスキンシップを通して、感情も豊かにのびのびと成長していける環境は子供にとって非常に大切な事ですね。

まとめ

父親の子育てのメリットやコツ、課題点が参考になれば幸いです。

子供とのスキンシップを大切に、そしてママとのコミュニケーションを大切に

仕事から帰ったらママにも「お疲れ様」といえるような関係を築いて、日々子育てを楽しんでもらえればと思います。