父親の子育て、イクメンパパがママを苦しめる原因!

共働きが当たり前の昨今、育児を積極的行うパパ(イクメン)が多くなってきているのも時代の流れとして自然なことです。

パパが家事や育児を何もしない、出来ない、よりは断然良いと思いますが、“やってもやっても、ママの不満が増大していく”なんて経験はありませんか?

実は、イクメンのパパが良かれと思ってやっている事がママを苦しめてしまっていることもあるのです。

結果、お互い不満が溜まっていき子育てに行き詰まっている家庭も少なくありません。

ここでは何が問題なのか、原因と解決方法を紹介していきます。

パパとママの疲れ方の違い

パパは
が疲れている
ママは
が疲れている

パパは体が疲れている

イクメンパパであっても現実パパは生活の中心がほぼ仕事です。仕事以外の時間(朝、晩、休日)を使って家事や育児をこなします。子供のため、そしてママの負担を減らすために休み無く作業していきます。体力はあっても疲労は蓄積していきます。

ママは心が疲れている

多くのママは乳児期は特に24時間体制で赤ちゃんと過ごします。言葉の通じない赤ちゃんと二人で部屋にこもり、自分の思い通りに中々作業も進みません。孤立感と疲労で心のバランスを取るのがとても難しくなります。

父親の子育てに対する考えは

初めから育児に無関心な父親はほとんどいない

ただ多くのパパは仕事の合間にやる育児に、

・うまく出来ない
・ママのやり方と違って役に立たない
・ママに不満をぶつけられて育児に手が出しにくくなる

よって出来ない父親の出来上がりとなってしまいます。

そこでイクメンパパは出来ることを考えます

お風呂、遊び相手、おむつ替え、掃除、洗濯、洗い物、料理…

当たり障りのない育児と家事全般にシフトしていきます。

少しでもママの負担を減らすために作業をこなしていくのです。

 

しかし、ママの不満は大きくなるばかり。。。

 

いつもイライラした空気を感じながら”なんでだろう?それでもやらないよりマシだろう”と作業をこなしていくのです。

ママが本当に父親にやってほしい育児とは

ママが本当に父親にやってほしい育児
1位 寝かしつけ 35.7%
2位 おむつ替え 27.7%
3位 遊び相手 22.7%
4位 絵本を読む 20.4%
5位 離乳食作り 19.0%

それはもう頻回授乳でまともに寝れないのが一番しんどいのです。

パパは仕事があるので、寝かしつけをかわってほしいと言えず我慢しているママは多いと思います。普段はパパに感謝してても「簡単な作業でやった気になられては腹がたつ、私が本当にしんどい時に寝てるのにっ!!!」と思ってしまうことも少なくありません。

当番を決めたり、休みの前日はかわったり、朝5時からはパパにバトンタッチなど工夫することで夫婦の不満のギャップを少しずつ埋めることが大切です。

こなしていく作業にママのストレスは増大

イクメンパパは良かれと思い家事や育児を積極的に覚え、こなしていきます。

これはとても大切なことなのですが、そこに落とし穴があるのです。

上でも紹介したようにママは毎日赤ちゃんと二人で部屋にこもり、人と接することも話す機会も少なく心が疲労しています

そして赤ちゃんのペースで進む時間軸に、ちょっとした作業もなかなか進まず達成感を感じることが難しく日々疲労とストレスが溜まっていきます。

 

そこで、授乳、赤ちゃんをあやす、寝かしつけるなどうまく出来ないパパが、出来ることを探し、家事など次々とこなして達成していくと、ママの気持ちにさらに追い討ちをかけてしまうのです。

ママの体の負担は減っても心はより疲れていってしまうのです。

結果、感謝の気持ちはあっても、パパのやる事の粗探しをしてしまいちょっとしたことでも爆発するほどママも追い詰められてしまうのです。

そしてパパはそれでもダメなのかと、より体力を削って作業をこなしていく、悪循環に陥るのです。

それぞれの休息を

休息の違い
パパに必要なのは体の休息
ママに必要なのは心の休息

 

ただただお互い我慢してやり過ごす事が解決にはなりません。イライラをぶつける事も解決にはなりません。

お互いが今必要な休息を取る事が大切です。

ママに必要なのは心の休息

ママには半日でもいいので子供から離れて、心と体をリフレッシュする事が大切です。

子供と別に離れたいわけじゃなくても、ずっと同じ環境だと脳が疲労していることに気がつきません。一旦離れることでリフレッシュ出来、今の状況も整理されて気持ちが楽になります。

パパに必要なのは体の休息

パパは仕事をこなして家族を愛することが大切です。

つまり、本当は家事や育児を完璧にこなす事をママは求めてないのです。

無理をしすぎて体を壊しては元も子もありません。

パパはママと子供とのスキンシップを楽しみ会話を楽しむ事がやるべきことなのです。

「いつも子供のことを見てくれてありがとう」

「大変な時期なのにそばにいれなくてごめんな」

子育ては大変です。しかし、ちょっとした声かけでお互い気持ちよく生活をおくり、楽しむことに繋がるのです。

まとめ

家族の形は昔と比べて変わってるようで変わってない部分も多いです。

仕事と子育ての両立や、効率よくこなす事も時には大切ですが、夫婦、家族のコミュニケーション、会話、スキンシップが何より大切なことは今も昔も変わってないのですね。

あなたにとって今、“何に力を注ぐべきか”の参考にしてもらえると幸いです。