子育てと仕事の両立に不安を感じているママがやるべき8つのこと
育休を終えていよいよ職場復帰!
でも、すでに毎日の子育てに手一杯。職場復帰が不安でたまりませんよね。
時間に追われ体力と心が今以上にいっぱいいっぱいになるのが目に見えているようです。
ここでは、これから職場復帰をされるママ達の不安を解消していく方法を、先輩ママ達の経験とともに、紹介していきます。
もくじ
不安を感じるのは何をすればいいかわからないから
子育てもわからないなりにやってきたけど、仕事と両立は難しいそう。
うまく両立したいけど、何をどうしたらいいかわからない。
わからないから不安になる。
でも悩んでいても、職場復帰は迫ってきます。
まずはわからないことを1つずつ潰していきましょう。
職場復帰前にやるべき8つの手順
(1〜7まではママの頭の中で、8でパパと一緒に)
1.まずは優先順位と働く必要性を見つめ直す
女性が働くには様々な理由があります。
出産を機にキャリアを失う必要は無いと思います。
ただ、形上の制度はあっても、職場復帰して長く続けていける仕事はまだまだ多くないのが現状です。
優先順位
あなたにとって、家族にとって何が大切かを考えます。(正解はありません。あなたにとっての正解を探します)
「子供との時間が1番大切だ」と思うならそれが可能な方法(働き方)を考えます。
「いやいやお金も必要なの」と思うならそれが可能な方法(働き方)を考えます。
「どれも必要だけど、時間的に自分のキャパを超えないくらいで」と考えるならそれが可能な方法(働き方)を考えます。
つまり、自分が壊れるくらい無理して本当にそのお金を稼ぐ必要があるのか?も考えてみると選択肢が増えてくるかもしれません。
もちろん働く理由はお金を稼ぐ事だけではありません。
ママ自身の自立や、社会との接点、自分らしさを見出す為等自分にとって大切なことは尊重します。
「今社員を辞めてしまうと今後再就職が難しいので、今は保育園に預けて時短でも働き続けた方が今後の生活の為には大切だ」と思うならそれが可能な生活リズムを整えます。
働き方には多様な方法があります。
フルタイム、時短、パートタイム
自分にとって、家族にとって本当に必要な方法をあらためてパパとママで考えてみてもいいと思います。
あなたにとって大切な順番が再確認できたら次は、それに応じて具体的に赤ちゃんの事について決めていきます。
2.赤ちゃんの環境を整える
ママ(パパ)が働いている間赤ちゃんをどうするか決めます。
保育園か
祖母か
夫婦で分担か
パパの働き方や休みの数、祖母が近くに住んでいるか、保育園の確保ができるか、などで、ママが赤ちゃんから離れる時間を確保します。
3.病児保育について
赤ちゃんが保育園で熱を出したりすると、ママの仕事中でも呼び出しがかかります。
赤ちゃんが熱を出しては心配ですが、仕事を早退しなければなりません。
おばあちゃんが迎えに行ってくれる等約束事を決めておくのも一つです。
また市の行政機関で園や病院と連携して、熱などの時にも預かってくれる、病児保育というものがあります。
仕事でどうしても家で赤ちゃんの看病ができない等、いざという時に知っておくと凄く助かります。
病児保育には施設型と訪問型があり、預けるのに遠くへ行かなければならない場合訪問型はとても助かりますよね。
お住いの市役所等で詳しく調べておくと、いざという時焦らなくていいと思います。
4.ワーキングママに対しての地域のサポートについて
お住いの地域のよって、市の政策は異なりますが、地域の子育てサポートによって、子供を在宅で預かるサービスや預けるサービスがあります。
保育園や幼稚園以外にも子供を預かってもらえる認定こども園というものもあります。
お住いの地域の市役所で紹介してもらえます。
5.フルタイムかパートタイムか働き方を考える
金銭面と時間
1.で優先順位がイメージできていたら、実際に絶対必要な収入額がわかってきます。
2.でママの時間が確保出来たら、実際無理なく働ける働き方がイメージ出来ると思います。
その結果、フルで働くかパートで働くかを考えの材料に加え決めると、長く続けていける働き方が見つかります。
職種によって働きやすい環境は別れる
また職種によって働きやすい環境と、そうでない環境も大きく左右されます。
元々働いていた職場がどのような職場かも大切です。子育てをしながら続けている先輩が沢山いる会社は安心ですよね。
6.1日のタイムスケジュールを作る
働き方が少し具体的にイメージ出来たら次に1日のタイムスケジュールを書き出してみます。
ワークママの例
6:00 ママ起床、洗濯物干し
6:30 朝食と夕食の準備
7:30 離乳食、朝食を済ませる
8:00 保育園に預け、出勤
18:00 退勤、子どもの迎え、帰宅
18:30 夕食の仕上げ
19:00 夕食
20:00 おふろ
21:00 寝かしつけ
21:30 片付けと翌日の洗濯物をセット
22:00 ママ自由時間
23:00 ママ就寝
ざっとこんな感じです。
息つく間もないスケジュールに気持ちが折れそうですが、ここからパパと分担できる箇所を探していきます。
7.家事育児の分担について
6.で自分自身のタイムスケジュールが出来たら、ある程度視覚的にも全体を捉えていけるようになります。
ここで、具体的に、パパとママで何を分担して担当するかを決めていきます。
例えば
朝はパパが洗濯干し、ママがご飯の準備
出勤時間の遅い方が、幼稚園へ送る
何曜日はパパが迎えに行く
お風呂入れと夕飯の洗い物は交代で
寝かしつけは分担で
パパ、ママの仕事の時間帯によって分担が不可能なものもあるかと思いますが、タイムスケジュールを参考にそれぞれの家庭に合った役割分担を決めておくことが、後の不満、ストレスを増やさないことにもつながります。
ママ(パパ)ばっかり負担に、、、とならないように出来ると、お互い助け合いながらのいいモチベーションで取り組めると思います。
8.夫婦で話し合う
ここで夫婦で話し合って自分たちはどういうプランでやっていくかを決めます。
初めから2人で話し合ってもいいのですが、何について話し合うかが具体的に決まっていないと話がこじれたり、違う方向へ進んでしまう恐れがあるので、1~7まではママの頭の中でまとめておくと、決めるべきことを決めやすくなります。
相手に「考えてよ」とざっくりとした話をしても進みません。イライラが募るばかりです。
具体的に何を話すか
・自分はどう働きたいかを伝える
・そのために必要なことを伝える
・タイムスケジュールを見せる
・役割分担イメージを見せ、二人で何を分担するか決める
・子供が熱などイレギュラーな時どう動くか決める
・お互いのわからないことや意見を言い合う
・決めたことを書き出して目立つところに貼る
この時に不満や不安を話すのはいいですが、相手のモチベーションを下げるような話になると逆効果なので、お互いいい協力者としてやっていけるような話し合いになればとても効果的です。
働き始めた時に出てくる問題とは
子供が熱で早退や欠勤
いざ職場復帰して仕事に心を切り替えたけど、保育園から電話がなり「子供が熱を出したから迎えに来てください」となることはよくあります。
育休をもらっていた職場に気を遣いながら復帰したけど、すぐに早退となるとこちらのメンタルもやられそうですが、そうなる事も想定出来ます。
職場の人にそうなる可能性があることをはじめに話しておく事も大切です。仕事内容的にも、メンタル的にも協力者がいると心強いです。
ポイントは復帰前に職場に赤ちゃんを連れて挨拶に行くことです。
職場の人たちに”こんな小さな子を育てながら仕事をするのか”と感じてもらうことが大切だからです。
あとは祖母などが近くに住んでいる場合、「熱で呼び出された時はお迎えして欲しい」と相談して決めていても良いと思います。
パパが早退出来るならパパに迎えに行ってもらう事も出来ます。
何通りか想定しておくと、いざという時助かりますよね。
育休明けでブランクを感じる
育休中に、部署の人達が入れ替わっていて知らない人ばかりになっていたり、体力的にも仕事内容的にもブランクは感じることはあると思います。
子育てと仕事の両立どころか仕事だけでも続けていくのは無理かも、と思うママも少なくありません。
ここで大事なのが
スタート地点を育休前の自分と考えずに、今の自分だと思うことが大切です。
育休前の自分と今の自分では、仕事以外での時間や体力の使い方は全然違いますよね。
「働くからにはしっかりとこなしたい!」と思うことはとても大切なことです。
しかし焦らずに、出来る範囲から少しずつ慣れていけばいいのです。
今の自分が、育休前の自分の延長線上で、人生を前進しているという事を心に置いておきます。
時間が足りない
タイムスケジュールを見てもイメージ出来ますが、とにかくこなす事で精一杯になるかもしれません。
子供との時間も今までより限られてきますが、子供はママに”愛されている”と感じるのが大好きです。
ママにとっても子供との時間は今まで以上に貴重な時間になると思います。量より質のスキンシップをしっかり取ってあげるように心がけます。
たくさんの思いやりで接すればたくさんの優しさが返ってくるでしょう。
体力が限界
どうしても遅寝早起きになりがちですよね。
睡眠時間確保はとても重要です。
家事などは程々に出来ることは程々に、積極的に手を抜く事も大切ですが
夜泣きや夜間授乳で寝れない日が続くと体力も集中力も持ちません。
母乳育児の赤ちゃんには、職場復帰をする前に夜間断乳をお勧めします。
夜間断乳
夜中だけ授乳をやめる事で、初めは寝付けず大変ですが成功すると、ママも赤ちゃんも朝までぐっすり寝れるようになり、離乳食もよく食べるようになる赤ちゃんがとても多いです。
ストレスが溜まりすぎる
ストレスには色々な要因があります。
仕事、旦那の育児参加、姑や実母との関係などがありますが、1番多いのが
子供の生活環境や成長発達に対しての不安が挙げられます。
89歳現役女性精神科医が教える子育てと仕事の心の持ち方についてはこちら
子育てと仕事を両立するには、ママ1人では不可能です。周囲にいかに協力者を作れるかがキーポイントとなります。
一番身近なところで、パパ、実母、姑ですが、こちらに対するストレスは色々ありますが、基本的には頼りになる存在ですよね。
これに対して、子供が要因だったり子供の環境に対しての不安が要因でのストレスを抱えるママが非常に多いのです。
働きながらの限られた時間の中でのスキンシップで、子供にしっかり愛情を感じてもらえるかが大切であると先輩ママ達は感じています。
量より質の”質”の部分は何が正解ではありません。周りの家庭との比較ではなく、あなた自身とあなたの大切な赤ちゃんが笑顔でいられることが正解なのです。
短い時間でも赤ちゃんをぎゅっと抱きしめて温もりを感じあうことで赤ちゃんも安心し、ママのストレスもスッと緩和していくと思います。
一人で抱え込まない
子育てと仕事の両立がうまくいくママは、周りの人を巻き込むのが上手い人です。
逆に苦しんでいるママの多くは、一人で抱えて手一杯になっているママです。
責任感から自分でなんでもこなさないとと考えたり、周りにお願いするのが苦手だったりして悪循環に陥ることはよくあります。そんな時は頑張る方向を少し修正すると抜け出せるのです。
今何もかもに全力で取り組む力を、人とコミュニケーションをとり分散させる方へシフトしていくのです。
どちらもエネルギー入りますが、頑張るべきことをシフトできれば出口が見えて来ます。
パパとの協力は必須
一番身近にいる頼りになる存在としてはやはりパパです。(どれだけ頼りないと感じていてもです)
言わなければ中々かり合えないので、あなたが当たり前だと思うことも、これだけはやって欲しいと伝えます。それの積み重ねで育児や家事をうまくパパと分担できればそれがあなたの頑張りの結果となります。
実母や姑とも同じように接する努力をします。
自分でなんでも抱え込むことが本当に赤ちゃんの笑顔のためになっているかを考えると、柔軟にしなやかに協力者を増やすことがあなたのやるべきことなのかもしれません。
園の先生も味方に
あと、頼りになるのが園の先生です。
ママ友などは気を使って中々馴染めなかったり、子育ての価値観が違ったりすると新たなストレスの原因になったりすることもあります。こちらは得意不得意があっていいと思います。
そういう時は園の先生に子供のことやママ自身のことなど色々相談にのってもらえたことが非常に助かったと先輩ママの多くが言われています。
「子供のことじゃなく私のことなど相談しても迷惑かな?」と思いますが、そこは流石の育児のプロです。とても親身に聞いてくれて的確なアドバイスが返ってくることもあります。
赤ちゃんの笑顔のためにも少し努力の方向性を見直してみるのも抜けだすキッカケになると思います。
まとめ
職場復帰は不安がいっぱいで辛いかもしれませんが、子育てでつきっきりだった子供の時間軸から、ママ自身の時間を取り戻すキッカケにもなると思います。
仕事は息抜き、と割り切ることは難しくても、リフレッシュにも繋がる瞬間はたくさんあると思います。
そして、ずっとべったりの赤ちゃんだったけど日に日に成長しています。ママが仕事で頑張っている時間、赤ちゃんも頑張っているのです。大きな成長につながるので、一緒に過ごせる貴重な時間に喜びもたくさん感じれるでしょう。
ここで紹介したことを参考に、家族で協力して大変な中にも子育てと仕事を楽しめるようになるといいですね。