シュタイナー教育とは?3分で分かる本質と実践!
昔から長きにわたり実績を上げてきたシュタイナー教育が今また話題になってきています。
現代社会においてなぜまたシュタイナー教育の価値が見直されているのか、そもそもシュタイナー教育となどういうものなのか詳しく紹介していきます。
もくじ
シュタイナー教育について
オーストリアの哲学者ルドルフ・シュタイナーによって考案され、日本でも50年以上前から取り入れられている今やポピュラーな教育法です。
シュタイナー教育の本質
シュタイナー教育とは、自由な発想を持ち自らの意思で行動出来る人間を育てる事が柱にあります。
そのためには、心を育てていく事が教育の重要な部分になります。
シュタイナー教育の3本の矢
シュタイナー教育では年齢によって成長しやすい分野を集中して伸ばしていきます。
2.こころを育てる(8〜14歳)
3.あたまを育てる(15〜21歳)
1.からだを育てる(0〜7歳)
0〜7歳までは成長に必要な体をつくる事に適した時期です。手足をたくさん使って生き生きと成長していきます。
そのため、7歳までは文字や数字は覚えず体づくりに集中します。
また、たくさんのことを吸収できる時期が故、刺激を与えすぎないように自然の物を取り入れ、落ち着いた色合いの環境で育てることが大切だと考えられています。
2.こころを育てる(8〜14歳)
8〜14歳は思春期に差し掛かり、心を育てるのに適した時期です。
感情が豊かになるような経験をたくさんしていく事で心が養われていきます。
フォルメン
曲線や幾何学模様等から想像力や集中力を養う。
オイリュトミー
音楽に合わせて体を動かし感性を養う。
この2つの教授法により芸術的な分野に触れて自由な発想を育てていきます。
3.あたまを育てる(15〜21歳)
15歳頃から思考力が1番伸びやすい時期です。物事について考え、選択し、行動に移す経験をたくさん積んでいきます。
学力に関しても高等教育を伸ばしていきます。古典的な教育法だけでなく、現代の時代に合ったスマホやタブレットなども教育に取り入れて柔軟な環境で成長していきます。
シュタイナー教育ではこうした0〜21歳まで7歳ごとに3つに別れた教育のカリキュラムがあり、日本でもシュタイナー教育専門の幼稚園や保育園の他、小学校から高校までの一貫校があります。
シュタイナー教育が現代に再評価されている理由
シュタイナー教育は、学力などで評価する集団の詰め込み教育に反して、本人の意思を尊重し自由な発想を引き出すことを大切にしています。
現代AIやロボット技術などが進化して、10〜20年の間に、私たちの仕事の47%が無くなるとも言われています。多かれ少なかれ近い時代は必ずやってきます。
そうした中、シュタイナー教育で自由な発想をもち自らの考えで行動できる自立した人間に成長することで、時代の変化にも負けず生き抜く力を持ち合わせると考えられるからです。
シュタイナー教育と同じように、子どもの自由な発想を育てていくモンテッソーリ教育という教育法があります。
まとめ
シュタイナー教育については、詳しく学ぼうとすると物凄く奥が深い思想です。
ここでは誤解のない形で出来るだけ要点をまとめて解説しましたが、より詳しく知りたい方はシュタイナー教育についての書籍なども沢山ありますのでそちらを参考に学ばれることをお勧めします。