赤ちゃんの鼻水を吸う方法はこれを見れば全てわかる!
赤ちゃんは大人に比べて鼻腔も小さく鼻が詰まりやすいです。寒い時期は特にズルズルと詰まりやすく、寝るときも息苦しそうで可哀想ですよね。
鼻づまりを放置すると中耳炎になることもあるので、こまめに吸引してあげる必要があります。
ただ誤った方法で吸引すると、しっかり鼻水が取れなかったり、赤ちゃんの鼻の粘膜を傷つけてしまい鼻血が出ることもあります。
ここでは正しい吸引方法について解説していきます。
もくじ
赤ちゃんの鼻水には鼻吸い器を使う
昔は赤ちゃんの鼻水をお母さんが直接口で吸うのが一般的でしたが、うまく吸いきれなかったり赤ちゃんの風邪ウイルスをママが吸い込み風邪がうつったりとデメリットが多いので今は鼻吸い器を使うのが普通です。
口で吸うタイプ(手動)
ママ(パパ)がノズルで吸い込むタイプのものです。
動画の1分15秒辺りから赤ちゃんの鼻水吸引の実践方法を紹介しています。
電動で吸うタイプ
電動のもので一番人気のものがメルシーポットです。
動画の3分辺りから赤ちゃんの鼻水吸引の実践方法を紹介しています。
どちらもうまく使えば効果的に赤ちゃんの鼻水を吸えますので、紹介していきます。
正しい鼻水の吸い方について
1.まず赤ちゃんの頭を固定する
赤ちゃんがまだ小さい間は横向きに抱っこして片手で頭を支え、吸引するのが赤ちゃんに負担が少ないです。
哺乳瓶でミルクを与える体制と同じです。
また、大抵の赤ちゃんは鼻吸引を嫌がり拒みます。そういう時は、ママが床に三角座りして、赤ちゃんの頭を足で軽く挟んで上から覗き込むようにすると、動こうとする赤ちゃんの頭を固定できます。
この時、無理に押さえつけてはいけませんが負担の少ない体制を作って吸引するのが大切です。
2.ゴッソリ取れる鼻吸い器のノズルをあてる角度
鼻の穴は下向いているので、下から上にノズルを向けてしまいがちですが、鼻水がたまるポイントは顔の正面から垂直の奥にあります。
下から上ではなく、顔の正面から垂直に鼻にノズルを当て吸引するとゴッソリ取れるポイントが見つかります。
3.一気に吸い込もうとせず数回に分けて少しずつ吸う
鼻詰まりで苦しそうな赤ちゃんを早く楽にしてあげたいと思い、力一杯一気に吸引しようとしてしまいがちですが、赤ちゃんに強い負担(痛み)と恐怖心を植え付けてしまう恐れがあります。
やりすぎると赤ちゃんの鼓膜が破れることもあるので、鼻水が7割取れるくらいを数回に分けてやってあげると負担を最小限に出来ます。
吸引時の注意ポイント
吸わずに放置はダメ
吸引を嫌がるからといって鼻が詰まっているのに放置してると、赤ちゃんが呼吸しにくくなります。中耳炎になることもあるので、こまめに吸引してあげるようにしましょう。
まずはママがやってみて赤ちゃんが怖がらないように見せる
赤ちゃんに”怖い”と印象付けてしまうと、それからずっと嫌がる(吸わせてくれない)ようになる恐れがあるります。
まずはママがやって見せて「怖くないよ〜楽になるからね〜」と言って、あくまでスキンシップの一部だという雰囲気を作ってあげます。
強く吸いすぎない【重要】
勢いよく強く吸いすぎると、粘膜を傷つけしまい、鼻血が出てくる場合があります。赤ちゃんからしたら痛い思いをするので恐怖を感じます。
またひどい場合鼓膜が破れることもあるので加減が必要です。
鼻は目や耳、頭と繋がっていて大切な器官です。
やさしく数回に分けて吸ってあげるようにしましょう。
軽くあてるだけでしっかりと取れる
ノズルは鼻に強く押し当てすぎないよう気をつけます。
ノズルを当てる角度が正しければ軽く当てるだけでしっかりと吸引できます。
赤ちゃんの負担を最小限にすることができます。
固まってなかなか取れないときはお風呂上がりが狙い目
鼻水といっても時間が経てば、サラサラからネバネバになり、どんどん固まってきます。吸引してあげようと思っても鼻の奥に詰まってなかなか取れないことは多々あります。
そういう時は鼻水をふやかすのが大切です。
1番手っ取り早いのは、お風呂上がりや、お風呂の中で吸引してあげるのが効果的です。
または、温かい食べ物や飲み物を飲んだ後、蒸気で加湿してあげた後でも同じ効果が得られます。
点鼻薬について
赤ちゃんの鼻に点鼻薬を垂らし、吸引することで、吸いにくい鼻水を吸い取ることができます。
母乳点鼻について
点鼻薬がなくても、母乳で代用することができます。
母乳は浸透圧が点鼻薬と近く、鼻に入れてもツンとした痛みは感じません。
試しにママ自身が鼻に垂らしてみるとわかります。
そして赤ちゃんが万が一飲み込んでも母乳なので安心ですよね。
スポイトで赤ちゃんの鼻に数的垂らして、吸引器で吸ってあげると、鼻がスッキリ通るようになります。
古い母乳は使わず搾りたての母乳を使うようにして下さい。
鼻水を吸引出来る時期はいつから?
新生児から可能
鼻水の吸引は新生児から可能です。
ただし、吸引のし過ぎは赤ちゃんに負担がかかるので、難しいと感じるなら、医師に相談してみて下さい。
鼻吸い器の種類とおすすめ
電動のタイプ
- 吸引力が強い
- 風邪がうつる心配がない
- 赤ちゃんが嫌がりにくい
- 値段が高い(3000円〜1万円程)
- 電源が必要
- 場所を取る
1番人気 メルシーポット
★★★★★
吸引力は抜群で耳鼻科並み。
耳鼻科に通って、待ち時間や風邪をもらうリスクを考えると、これがあると通う回数がぐっと減ります。家でしっかり吸引出来るので人気なのもうなずけます。価格は11,880円と高価ですが先輩ママ達から人気の吸引器です。
ベビースマイルハンディータイプ
★★★★☆
電池駆動で小型、お出かけにも持ち出せるのが便利です。
メルシーポットに比べると吸引力は劣りますが、口で吸うタイプより断然しっかり吸えます。手軽なので、日々こまめに吸引できるのが便利ですね。耳鼻科に通うほどではない方はこちらがオススメです。値段も電動にしてはお手軽なところも嬉しいですね。
手動でポンプ式のもの
HANASUI 手動ポンプ式鼻吸い器
★★★★☆
- 静かで夜中でも使いやすい
- 電源要らずで小型
- 風邪がうつる心配がない
- 握りやすく吸引力が強い
- 吸うのに結構力がいる
- 吸引にコツがいる
ママ(パパ)が吸うタイプ
pigeon 鼻吸い器
★★★☆☆
- 1000円以下で安価
- 電源要らずで小型
- 音がしないので夜中も使える
- 口で吸うより感染のリスクは少ない
- うまく吸うのにコツがいる
- 吸うのに疲れる(結構しんどい)
- 赤ちゃんが嫌がりやすい
吸引以外の方法について
ティッシュで吸い取る方法
鼻水が出て詰まっている方にテッシュを詰めてしばらく吸わせてとる方法があります。(鼻血を止める時の方法と同じです)
新生児には鼻が小さい上誤飲の恐れもあるので不向きですが、サラサラな鼻水が流れ出ている時にはそれなりに効果があります。
ティッシュで巻き取る方法
どろっとした鼻水には、ティッシュで軽くこよりを作り、鼻に当て、ひねりながら鼻水の塊を巻き取る方法もあります。
少し高度ですがゴッソリ取れた時はめちゃくちゃ気持ちがいいですね。
吸引器が手元に無い時はやってみる価値はあると思います。
まとめ
大人もそうですが、鼻詰まりは赤ちゃんにとっても息苦しく辛いものです。
寝苦しいのでぐずる事も多いのでなんとかしてあげたいですね。
ここで紹介した方法で赤ちゃんもママも少しでも楽になれば幸いです。