危ないっ!!赤ちゃんの危険な行動(部屋ごとの対策)!いざという時慌てないために

赤ちゃんは成長とともにできることも増え、行動範囲も広がってくるので、危険に遭う事も増えてきます。赤ちゃんはママパパの想像もつかない行動をとるものですよね。危険な行動を知っておくと、いざという時に慌てずにすむと思います。

消費者庁の調べ(平成28年)では、赤ちゃんが病気で亡くなる割合より、不慮の事故で亡くなる割合の方が多い事がわかっています。

消費者庁HP(平成29年報告資料抜粋)

0歳から14歳までは不慮の事故が上位を占めています(10〜14歳が、不慮の事故より自殺が上回っているのが驚きですが。。。)

年代別で見ると

消費者庁HP(平成29年報告資料抜粋)

過去30年で不慮の死亡事故が1/10以下に減少しているのも先人達の努力によるものだと思います。

ここではそうした先輩ママ達が気を付けてきた赤ちゃんの危険と部屋ごとの対処法を紹介していきます。

月齢ごとの危険と対策についてはこちらの記事へ

キッチン

キッチンの注意点
・料理中はおんぶ紐を使用
・棚には赤ちゃんロック
・電気ケトルはコードも注意
・ガスコンロには近づけない
・テーブルクロスは使わない
・誤飲になる小物は片付ける

キッチンはママが毎日使う場所で赤ちゃんも側に居たいと寄ってきますが、危険もいっぱいですよね。ハイハイやつかまり立ちをする頃になると更に注意が必要です。

抱っこで料理は危険行為

家事をしようと思っても赤ちゃんがぐずって仕事のならない、なんてことは日常茶飯事ですよね。
“片手で抱っこしながら鍋に火を入れて、、、” などしてしまいがちですが火傷など危険がいっぱいです。こうした時はおんぶ紐を使うと安全です。また首の座ってない赤ちゃんには、バウンサーなどを近くに置いてあやしながら作業するのが安全です。

棚には赤ちゃんロックをつける

ハイハイやおすわりができるようになると、低い棚の扉は普通に開けれるようになります。棚に危険なキッチン小物や、誤飲になりそうな小さなものが入っていると危ないですよね。扉をロックできるバンドが100円ショップにたくさん売られています。大活躍します。

冷蔵庫の下の扉にも開けれるようになると指を挟んだりする危険があるのでロックをお勧めします。

炊飯器、電気ケトルなどのコードに注意

赤ちゃんは熱いものの危険を知らずに好奇心でなんでも触ります。炊飯器の蒸気で火傷をしたり、電気ケトルのコードを引っ張って熱湯をかぶるなんて事がないように気をつけます。お湯は放置しない、コードも届かないように注意が必要です。

ガスコンロに近づけない

つかまり立ちができるとコンロのボタンに手が届きます。魚グリルの扉を開いたり、電池のフタを開けるのが楽しいようです。グリルが熱い時は近づけない、コンロはチャイルドロックをかける癖をつけましょう。

そもそもキッチンに近づけない

キッチンはやはり危険がいっぱいなので、必要以上は極力近づけないようにします。

ベビーゲートを置けば近づけませんが、行きたくても行けないと、かなりの率でグズります。設置は慎重に考えましょう。

テーブルクロスは使わない

赤ちゃんには届かないとテーブルの上を過信してると、テーブルクロスを引っ張って、熱い味噌汁やガラスのコップなどを落とす事もあります。

赤ちゃんの引っ張る力は意外と強いので、テーブルクロスの使用は控えましょう。

マグネットなど誤飲になるものは片付ける

床は綺麗にしていても、冷蔵庫に貼り付けたマグネットなどは、赤ちゃんの届くところにあると誤飲の危険があります。手の届かないところへしまっておきましょう。

お風呂

お風呂場の注意点
・10cmでも溺れる
・浴槽に入れたら目を離さない
・バスチェアを使用
・洗面器に水を溜めておかない
・風呂の蓋は重たいものにする
・誤飲になる小物は片付ける

お風呂場では年間100人以上の赤ちゃんが溺れて命を落としています。

赤ちゃんは10cmの水位でも溺れます。ママのシャンプーの時でも目を離さないようにしましょう。

バスチェアを使用

赤ちゃんを浴室で安全に座らせる事が出来ます。ママは両手が使えるので、赤ちゃんを洗ったりママ自身洗ったり出来ます。(必須アイテムです)

洗面器に水を溜めておかない

赤ちゃんは10cmの水位でも溺れてしまうので、洗面器に水を溜めたままにしていると、目を離してる間にお風呂場までハイハイで行って溺れる事があります。まさかと思いますが、可能性のあるものは極力避けましょう。

風呂の蓋は重たいものにする

赤ちゃんがつかまり立ちをするようになると浴槽の蓋を開けて覗き込む事があります。浴槽に水が溜まっていると溺れる事があるので、お湯を溜めている時は赤ちゃんは風呂場には近づけない、風呂の蓋は赤ちゃんでは動かせないような重たいものにしていると安心です。

誤飲になりそうなものは置かない

キッチン同様、赤ちゃんはなんでも口に入れてものを確かめていきます。そこに危ない、汚いなどはおかまいなしです。風呂場には誤飲になりそうな、石鹸、シャンプー、浴室洗剤、カミソリ、赤ちゃんに危険なものがたくさんあります。極力ものを置かないように、必要なものは手の届かない場所に置くようにしましょう。

リビング

リビングの注意点
・机の角はカバーを
・コンセント回りを整理
・キャビネットはロックを
・ソファーから転落注意
・灰皿、熱い飲み物を置かない
・誤飲になる小物は片付ける

机の角はカバーを

リビングで1番危険なのは机、テレビ台などの角です。赤ちゃんが頭をぶつけたり、こけた時に角が尖っていると危険です。100円ショップにも角に貼り付けるクッションがたくさん売られているので活用しましょう。手作りもいいですが、赤ちゃんが剥がして誤飲しないように注意します。

コンセント回りを整理

赤ちゃんはコンセントやコードが大好きです。コードを引っ張って家電の転落なども起こり得ます。歯が生えてくると噛んだりするのも危険です。コンセント回りは、コードを束ねたり、使わないコンセントに蓋をするなど安全を確保しましょう。

特にスマホの充電器は赤ちゃんは大好きです。引っ張ったり噛んだりするので手の届くところには置かないようにします。

キャビネットはロックを

キッチン同様、扉にチャイルドロックをつけましょう。

ソファーから転落注意

リビングといえばソファーのある家も多いかと思いますが、赤ちゃんのソファーからの転落事故も非常に多いです。大人からしたら大した高さではなくても、赤ちゃんは頭が重たいので頭から落ちます。クッションマットを床に敷くなど対策が必要です。

灰皿、熱い飲み物を置かない

赤ちゃんの誤飲で多いものでタバコの吸い殻があげられます。毒です。灰皿など絶対に手の届くところには置かないようにしましょう。

またリビングのテーブルに熱い飲み物などを置いてると直接手が届かなくても、机にぶつかった拍子に溢れて火傷につながる事ごあります。熱い飲み物やガラスのコップなどは放置しない習慣をつけましょう。

誤飲になる小物は片付ける

タバコ以外にも床に落ちているゴミや、手で剥がせるシールや、リモコンの電池、テレビ台に飾っている小物など、なんでも口に入れてしまうので片付けて、手の届くところには置かないようにします。

寝室

寝室の注意点
・ベットからの転落注意
・うつ伏せで窒息に注意
・ベットの柵にタオルをかけない
・画鋲など掲示物に注意

ベットからの落下

ベビーベットや大人用のベットでも、寝返りをし始めると寝ながら動き回ります。また起きて目を離してるとベットから覗き込んで頭から落ちることもあるので、柵は上げ忘れないようにします。

また落ちてもクッションマット等を敷いておけば安心です。

布団での窒息

赤ちゃん(特に新生児)で窒息によって亡くなる事故が非常に多いです。

敷布団が柔らかいとうつ伏せになって息ができなくなる事があるので、硬めのマットを使うようにします。

また掛け布団が顔にかかってないかもこまめにチェックしてあげましょう。

ベットの柵にタオルなどをかけない

赤ちゃんが引っ張ってタオルをとり首に巻きついたり、顔を塞いでしまったりする可能性があるので、ベビーベットの近くには極力何も置かないようにしましょう。

画鋲など掲示物に注意

画鋲など何かの拍子に落ちたりすると誤飲の危険もあるので、使わないようにします。

その他

その他の注意点
・階段には絶対近づけない
・ベランダには絶対近づけない

危険といえば階段

赤ちゃんがハイハイをし始めるとちょっと目を離した隙に、思っている以上に移動してしまいます。

階段の危険を知らない赤ちゃんは好奇心で向かっていきます。想像しただけでも怖いですが、ベビーゲートなどで完全に近づけない様にして、少しの間でも開けっ放しにしないように心がけましょう。

トイレ、脱衣所も同様にします。

ベランダには絶対近づけない

ママが洗濯物を干している間にベランダに出てきたりしないようにドアは必ず閉めるようにします。その他にもドアは二重にロック出来る物が100円ショップにも売っているので活用すると便利です。

赤ちゃんに危険を伝える、覚えさせる方法

赤ちゃんに、怒ったり怒鳴ったり、手を上げてしまったりしても、赤ちゃんにはまだ理解できないうえ、ストレスでトラウマになってしまうので絶対やってはいけません。

しかし、危険な行為を止めさせるためにはダメなことはダメと根気よく伝えていくことが大切です。

危険を伝える方法
・1歳…気迫と表情で
・2歳…単語で伝える
・3歳…なぜ危ないのか説明

1歳には

言葉はまだ理解出来ないですが、ママが怒っているのか、笑っているのか、感じとることは出来るようになってきます。

危険な行為は“これはやってはいけないことなのだ”と覚えてもらうために、気迫と表情で「ダメだ!」と伝えます。根気よく繰り返してあげましょう。

2歳には

単語が理解できるようになってきます。ダメなものはダメとしっかり言葉で伝えることで危険な行為を繰り返さないように覚え込んでもらいましょう。

また、魔の2歳児などとも言い、イヤイヤ期とも重なり、赤ちゃんはママをわざと困らせてきたりします。この時期も根気が必要です。

3歳には

言葉の理解度がぐっと上がってきます。この行為がなぜダメなのか、どうして危険なのか理由をしっかり伝えることで理解して繰り返さないようになってきます。

まとめ

産後はママもパパも大変な時期だと思いますが、赤ちゃんにとって安全な環境を作って上げれると、ママもパパも安心ですよね。

ここで紹介した例を参考に、赤ちゃんとの大切な時間を楽しんでもらえると幸いです。

月齢ごとの危険と対策についてはこちらの記事へ

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