赤ちゃんとお風呂にママ一人で入れる方法

沐浴の時期が終わる生後1ヶ月頃になると赤ちゃんとお風呂入れるようになります。

嬉しい赤ちゃんとのお風呂タイムですが、ママが一人で入れないといけない状況になる事も多いと思います。

『ママはいつ洗うの?』

『赤ちゃんはどうやって待たせるの?』

『安全にお風呂に入れる便利グッズって何?』

と、1人で赤ちゃんをお風呂にどう入れたら良いのかわからないというママ達は多いです。

ここでは、赤ちゃんとママが楽にお風呂に入れる方法と先輩ママが『これは良かった!』と口を揃えて言ったお風呂の便利グッズを紹介します。

まず赤ちゃんとのお風呂は準備が大切

お湯をためる適温について

赤ちゃんのお風呂の適温は、夏場は38〜39℃で、冬場は40℃くらいがベストです。

準備が大切

赤ちゃんとお風呂準備編
  1. 湯船にお湯をはります
  2. 脱衣所が寒い時は暖めておく
  3. 風呂上がりのミルクやお茶を準備
  4. 脱衣所に赤ちゃん用のバスタオル、オムツ、保湿クリーム、着替えを準備
  5. ママのバスタオルと着替えも準備
  6. お風呂場に赤ちゃん用の泡ソープと洗い用ガーゼを準備

入れる時間について

赤ちゃんはのぼせやすいので湯船に浸かるのは3分程度にします。洗いから出るまでで15分以内が目安です。

赤ちゃんのお風呂をママ一人で入れる方法

準備が出来たらいよいよお風呂タイムです。

首がすわる前の赤ちゃんの場合

首の座る前の赤ちゃんの入れ方
1.赤ちゃんを脱衣所で待たせる
2.ママから洗う
3.赤ちゃんを洗う
4.一緒に浸かる
5.一緒に出る

1.赤ちゃんを脱衣所で待たせる

赤ちゃんを脱衣所にタオルなどを敷いてその上で待たせます。クーハンなどがあればそこで待機させればより安心です。(無くてもなんとかなります。)

フジキ バッグdeクーファン

2.ママから洗う

赤ちゃんを脱衣所に待機してもらったら、ママが先に体を洗います。(この時赤ちゃんは大体泣きますが、ドアを少し開け顔を見ながら声かけをすると赤ちゃんも安心します)

3.赤ちゃんを洗う

赤ちゃんをさっと脱がせて洗っていきます。(赤ちゃんは首がすわってないのでママの足に正面に寝かせるようにして洗っていきます)

ここでバスベッドがとても役立ちます。足の上で洗うと泡で滑りやすく危険を感じたのでバスベッドを使うと安全に楽に赤ちゃんの体を洗えました。意外と長く使えます。

シンセーインターナショナル 折りたたみバスベッド

ちょくちょくお湯をかけ体が冷えないようにしながら、首回りや関節の隙間に汚れが溜まりやすいので丁寧に洗います。

シャワーの水圧を優しめにして洗い流します。温度が適温か気をつけます。

4.一緒に浸かる

洗い終わったら一緒に湯船へ

赤ちゃんの首の後ろとおしりを支えて、肩まで浸かります。

3分程で赤ちゃんはのぼせてくるので手早く済ませます。

5.一緒に出る

脱衣所で赤ちゃんの体を拭きバスタオルに包むと、ママも手早く拭きます。

赤ちゃんに保湿クリームを塗り、オムツ、服を着せて、ママも服を着ます。

部屋に行き準備していたミルクまたはお茶を飲ませます。(水分はしっかり摂るようにします)

ひと段落したらママはドライヤーをして完了です。

首が座ってからの赤ちゃんの場合

手順は上とほぼ同じですが、首が座り寝返りが打てる頃になると、ママが体を洗っている間に脱衣所で動き回ります。体も大きくなり力も強くなってきます。

こうなると目が離せないので一人でお風呂に入れるのがより大変になってきます。
脱衣所で待たせることが難しくなるので浴室に一緒に入る方法が最適です。

ただ赤ちゃんと入るとママは手が離せないので何もできなくなりますよね。
そこで首が座るころから使えるバスチェアが救世主となります。


リッチェル Richell ふかふかベビーチェア

これはパパと時間差で赤ちゃんを入れる時でも必須アイテムとなります。
赤ちゃんをすっぽり包むので安心ですし、ママと浴室に入れるのでグズリも脱衣所に待たせる時より格段に無くなります。
ママは両手が空いて自分の体を洗え、赤ちゃんの頭なども座らせたまま洗えます。

あとは上と同じ手順でお風呂に入れます。

湯船ではママが三角座りをして赤ちゃんを足にもたれ掛けさせると安定して肩まで浸からせることができます。
赤ちゃんとしっかりスキンシップをとれる時間でもあるのでお風呂タイムを楽しみましょう。

ママと赤ちゃん2回に分けて入る方法

赤ちゃんと一緒に入ろうとするとどうしても赤ちゃん優先で、ママは手早くしか入れません。また冬場など赤ちゃんを拭いている間にママの体が冷え、風邪をひいたりすると元も子もありませんよね。

少し手間ですが、赤ちゃんとママと別別にお風呂に入ることでママもしっかりとお風呂に入ることができます。

やり方は2パターン

ママが先パターン

赤ちゃんが機嫌よく遊んでいる時かテレビを見てる時、うたた寝している時に、先にママがお風呂を済ませ、赤ちゃんだけあらためてお風呂に入れる方法です。

ママが後パターン

もう一つは、先に赤ちゃんをお風呂に入れて、そのあと寝かしつけてからママは一人でお風呂に入る方法です。

赤ちゃんを洗って湯船に浸かるだけなので、手早く行うことが出来ます。

手間なようですが、毎回赤ちゃんが脱衣所で大泣きするような時や、ママが冷えて風邪をひくことも改善できるので、別々に入る方法をとるママも少なくありません。

もちろんママ一人で入るので、トリートメントも、洗顔もしっかりできるので試す価値はあると思います。

お風呂が好きで手間のかからない赤ちゃんもいれば、苦手で毎回奮闘する赤ちゃんもいます。

あなたと赤ちゃんに合う方法を試してみてください。

お風呂に入れるときの注意点

泣き出して止まらないとき

毎回脱衣所で大泣きになると大変ですよね。赤ちゃんが心配になるし、近所にも気を遣うし、ママも滅入ってしまいます。

脱衣所が寒すぎたら暖めます

ドアを開けて顔が見えるようにします

それでもダメならバスチェアで一緒に入ります

それでもぐずる時は眠たさがMAXなのかもしれません。お昼寝がしっかりとれてるとお風呂まで機嫌が持つことがあります。生活リズムを整えるのもひとつです。

おっぱいはお風呂上がり寝る前にあげ、寝るモードに入ってもらいたいので、お風呂前の授乳は1時間ほどあけリズムを整えれるといいでしょう。

泡を舐めてしまったときは

赤ちゃんは手についた泡を舐めることがあります。はじめはビックリしますが、少しくらいなら大丈夫、焦ることはありません。

赤ちゃんが3ヶ月頃になるとなんでも口に入れて、それが何かを確かめようとする行為が盛んになってきます。

手についた泡を口に入れてしまう行為も赤ちゃんからしたら自然な事ですが、極力させないように気をつけます。

泡を舐めてしまった時の対処法

口の中や周りをガーゼなどで拭き取ります。

飲み込んでしまった場合は、母乳や白湯を飲ませて薄めていきます。

赤ちゃんの様子を見て異常に泣いたり体調が悪くなければ、心配はいりません。下痢になることもほとんどありません。

あまりに大量に飲み込んでしまった時は、飲み込んだソープの入れ物(成分がわかるもの)を持って、病院で診てもらいましょう。

泡を舐めないようにするには

一番効果的なのは、手を洗って泡アワになったらすぐ洗い流します

体についた泡も手にとって口に入れようとするので洗ったらすぐ流す、を心がけます。

また、手にガーゼなどを持たせることで、赤ちゃんは泡から注意がそれるのでその間に手早く全身洗ってあげるようにします。

ママも風邪をひかないように

赤ちゃんを優先するあまり、ママが濡れた体で走り回って風邪を引いてしまっては大変ですよね。

普段はそこまで必要性を感じないバスローブは濡れた体にスッと羽織れて両手も使えるのでとても便利です。

後はパパが休みの時は極力入れてもらってママは1人でゆっくりお風呂で温まれる時間を作ることも大切です。

ママが腱鞘炎の時のお風呂は

赤ちゃんを抱っこしすぎて腱鞘炎になるママも多いです。ママ自身も出産を終えてホルモンバランスが不安定な中腱鞘炎になりやすいとも言われています。

そんな時に一人で赤ちゃんをお風呂に入れるのは辛いですよね。かと言ってやらないわけにもいかないので、ママが助かるお風呂の便利グッズで極力負担をなくし、乗り切ってみましょう。

ママが助かるお風呂の便利グッズ

クーファン


クーファンがあれば脱衣所で安全快適に赤ちゃんを待たせることが出来ます。お風呂に限らず、お昼寝やお出かけにも使える便利ものです。

ただしクーファンは生後3ヶ月頃を過ぎると小さくなるので、使えなくなりますが、このタイプは広げてマットにも出来るので、長く使うことができます。手頃でAmazonで人気No. 1なのもうなずけます。

バスベッド


バスベッドは生後1ヶ月から半年くらいまで使えます。赤ちゃんを寝かせて両手を使って洗えるので安全でめちゃくちゃ便利です。

赤ちゃんが大きくなるにつれて、ベッド面のネットが伸びてくるので、半年頃が限界でした。そこからバスチェアに切り替えるのがベストです。

バスチェア


上でも紹介しましたが、これは1人で赤ちゃんをお風呂に入れるのに必須アイテムですね。赤ちゃんがすっぽり入るのでこける心配もありませんし、ママが両手を使えるようになるので本当に助かります。

ただ使ってみて気がついたのが毎回フックにかけて干していたのですが裏側がカビで黒くなってしまいました。

赤ちゃんを一人で抱えながら毎回丁寧にバスチェアを洗えない(シャワーをかけるくらい)ので、パパと協力して3日に1回くらいはきれいに洗ってしっかり乾かすといいと思います。

スイマーバ


このスイマーバは顎が支えられるようになる生後1ヶ月頃から使用できる、赤ちゃんを顎で支える浮き輪です。赤ちゃんは両手を自由に使え浮きながら安全に遊べます。

ここ数年流行りだして先輩ママも使われている方はとても多いです。

パッと見ると首が絞まっているのでは?と心配になりますが首回りには隙間があり絞まる事はありません。

こちらは便利グッズではなく知育玩具としての商品ですが、安全に使用すれば赤ちゃんと楽しいお風呂タイムになると思います。

2〜3人の赤ちゃんとのお風呂の方法

年齢の低い子供を2人以上同時にお風呂に入れるのは大変ですよね。
先輩ママが実践してきた手順を紹介します。

2人の場合

子供2人のお風呂の入れ方
  1. 着替えやタオルなどの準備
  2. 下の子を脱衣所で待たして、上の子を入れる
  3. 上の子を洗い終えて湯船にいれ、ママはサッと洗う
  4. 下の子を洗いみんなで湯船へ
  5. 下の子を出し拭いて保湿、服を着せる
  6. 上の子を出して拭き服を着せる
  7. ママ服を着る

3人の場合

子供3人のお風呂の入れ方
  1. 着替えやタオルなどの準備
  2. 上の子に下の子を見てもらい、中の子を入れる
  3. 中の子を湯船かバスチェアへ
  4. ママはさっと洗う
  5. 上の子は自分で洗い、ママは下の子を洗う
  6. 上の子の洗い残しを洗って4人で湯船へ
  7. 下の子から順番に出していく

誰から洗い始めるかがポイントとなります。
3人以上になると上の子が手伝ってくれるのでむしろ楽になります。
ママは中々ゆっくり入れないですが、みんなでワイワイお風呂タイムが楽しい時間になるといいですね。

お風呂の入れる時間について

沐浴の時期(0〜1ヶ月)は昼でも夜でも問題ありません。

1ヶ月を過ぎお風呂に入れるようになると同じ時間に毎日入れるようにします。
パパの帰宅に合わせて入れてもこの時期は問題ありません。

保育園に行く場合は必然的にリズムは出来てきますが、そうでなくても1歳頃迄には早寝早起きのサイクルになるのが理想です。そうすると19:00〜20:00頃にお風呂に入れると良いです。

お風呂から1時間後が体温が下がってきて、体は一番眠たくなってきます。そのタイミングで寝かしつけをするとスムーズに寝てくれるようになります。

まとめ

お風呂タイムは大変な時間ですが、赤ちゃんにとって大切なスキンシップの時間でもあります。

ここで紹介した方法で、少しでもママの負担が少なく楽しい時間になれば幸いです。